福山城公園内に佇む、昭和初期の別荘建築。国の登録有形文化財に指定された歴史的建造物です。
福寿会館は、福山城の旧二の丸下段北側に位置する、昭和初期に建てられた歴史的建造物です。かつて、海産物商で削り節の考案者といわれ「鰹節王」と呼ばれた安部和助が、この地に壮大な別荘を建てました。 福寿会館は、和館と洋館、そして池泉回遊式の庭園から成り立っています。和館は、伝統的な日本建築様式で、広々とした空間と落ち着いた雰囲気で、当時の暮らしを感じることができます。洋館は、イタリア・ルネサンス風の装飾が施された、美しい洋風建築。2階建てで、窓や柱に施された繊細な彫刻は必見です。 福寿会館は、国の登録有形文化財に指定されており、歴史的価値の高い建造物として大切に保存されています。現在では、福山市の市史編纂室や、貸会議室、貸茶室として利用されています。 福山城のすぐそばという立地も魅力。福山城の歴史と、福寿会館の美しい建築様式、そして広大な庭園をゆっくりと散策できます。福山城公園内にあるので、散策がてら立ち寄るのもおすすめです。