国宝の本堂と五重塔が建ち並ぶ、歴史と文化を感じられる寺院です。
明王院は、広島県福山市草戸町にある真言宗御室派の寺院です。山号は中道山(ちゅうどうざん)、正式名称は中道山円光寺明王院(ちゅうどうざんえんこうじみょうおういん)といいます。弘法大師によって創建されたと伝えられており、古くは「水精寺」と呼ばれていました。 明王院の最も有名な建造物は、鎌倉時代に建立された本堂と、14世紀に建てられた五重塔です。どちらも国宝に指定されており、その荘厳で美しい姿は訪れる人々の心を魅了します。 本堂は、華麗な装飾が施された折衷様式で、その美しさは圧巻です。五重塔は、木造建築の技術の高さを示す貴重な建造物で、その雄大な姿は遠くからでも見ることができます。 明王院は、国宝の五重塔のほかにも、様々な文化財や史跡があり、歴史と文化に触れることができます。静寂に包まれた境内を散策しながら、古の息吹を感じてみてはいかがでしょうか。 また、明王院は桜の名所としても知られており、春には美しい桜の花が咲き乱れます。桜の季節には、多くの人が訪れ、花見を楽しむことができます。 明王院は、歴史と文化、そして自然が調和した、まさに「癒やしの空間」といえるでしょう。