素朴で温かみのある小鹿田焼の魅力に触れることができる、伝統的な陶芸の里
小鹿田焼の里は、大分県日田市にある、1705年に柳瀬三右衛門により開窯された伝統的な陶芸の里です。小鹿田焼は、谷川の水を利用した唐臼で土を砕き、薪を使った登り窯で焼くという昔ながらの技法で作られています。その素朴で温かみのある焼き物は、日用的に使われる什器として親しまれてきました。昭和29年に英国の陶芸家バーナード・リーチ氏が訪れたことで全国的に有名になり、平成7年には国の重要無形文化財に指定されました。また、陶土を挽く唐臼の音は「日本の音風景100選」、地区全体は重要文化的景観として選定されています。小鹿田焼の里には、現在も多くの窯元が軒を連ね、伝統を守りながら個性的な作品を生み出しています。訪れる人々は、小鹿田焼の素朴な美しさに魅了され、その温かさに触れて、日々の暮らしを豊かにしたいと願うのではないでしょうか。小鹿田焼の里は、伝統と自然が調和した、心温まる場所です。