国の重要文化財である「平川家住宅」をはじめ、茅葺民家や棚田が織りなす、日本の原風景が魅力です。
うきは市新川田篭伝統的建造物群保存地区は、福岡県うきは市の南東部、耳納山系に属する山岳地帯に位置する、国の重要伝統的建造物群保存地区です。 この地区は、狭隘な谷あいにある集落で、自然と共存する暮らしの工夫が至る所にみられます。 井出という独自の灌漑システムで棚田を潤し、谷底に集落を形成しています。 宅地には、生活用水を貯めるイケスと呼ばれる小規模な池を配するなど、土地の特徴を最大限活かしたつくりとなっています。 また、国の重要文化財に指定されている「くど造り」民家「平川家住宅」をはじめとして茅葺民家が多く残っており、伝統的瓦葺き民家とそれらが谷に沿って連続する魅力的な景観が見られます。 茅葺民家や棚田が造り出す山郷の風景は、かつては日本の各地でみることができたが、現在ではその大半が姿を消しています。 新川及び田篭地区の集落風景や棚田の景観は、全国的にも貴重なものです。 新川田篭を歩けば、日本の心を思い出す、そんな場所です。 都会の喧騒から離れて、ゆっくりと時間を過ごしたい方におすすめです。 また、この地区には、伝統的な民家だけでなく、自然豊かな風景もたくさんあります。 周辺には、ハイキングコースや、温泉施設などもありますので、合わせて楽しんでみてはいかがでしょうか。