白壁の川屋敷や土蔵群が立ち並ぶ、風情ある平福の町並み。静かで落ち着いた時間が流れ、心安らぐ散策を楽しめます。
平福の町並みは、兵庫県佐用郡佐用町にある、江戸時代に因幡街道最大の宿場町として栄えた歴史ある町並みです。室町時代は赤松氏の拠点で、江戸時代初期に築かれた利神城の城下町を起源としています。一国一城令による利神城廃城のため城下町としての歴史は短かったものの、その後陣屋や鳥取藩本陣が置かれる因幡街道最大の宿場町として発展しました。 約1km続く町並みには、白壁の川屋敷や土蔵群、蔵造りの家並みが立ち並び、静かで落ち着いた時間が流れています。利神城跡を望むこともでき、情緒あふれる風景を楽しめます。散策中も静かな時間が流れ、心安らぐ独特の町並みです。川岸の遊歩道を歩くと、川のせせらぎが心地良く、とても癒やされます。駅に入線する可愛らしい列車も、絵になる景色です。 平福の町並みは、1983年に制定された佐用町歴史的環境保存条例の保存区域の指定を受けており、歴史的な価値も高く、大切に守られています。現代においても、多くの観光客が訪れ、往時の賑わいを偲びながら、歴史と文化に触れることができます。ぜひ、平福の町並みを訪れて、静かで美しい風景と歴史に思いを馳せてみてください。