三重県松阪市にある、国の史跡に指定された宝塚古墳。 船形埴輪など貴重な出土品が見られます。
宝塚古墳は、三重県松阪市にある古墳で、国の史跡に指定されています。 この古墳は、5世紀後半から6世紀前半にかけて築造されたと考えられており、全長約100メートル、高さ約15メートルの前方後円墳です。 宝塚古墳は、その規模の大きさだけでなく、出土品からも注目されています。 特に、船形埴輪は、日本最大級の大きさで、その精巧な造形から当時の技術力の高さをうかがわせるものです。 また、宝塚古墳からは、家形埴輪、盾形埴輪、壺形埴輪など、様々な種類の埴輪が出土しており、当時の生活や文化を知る貴重な資料となっています。 宝塚古墳は、現在では公園として整備され、遊歩道や芝生広場などが整備されています。 古墳からは、松阪城跡や市街地、堀坂山系など周辺の大パノラマを楽しむことができます。 古代の歴史や文化に触れ、豊かな時を過ごすことができる憩いの空間として、多くの人々に親しまれています。 宝塚古墳は、松阪市を代表する歴史遺産であり、古代の歴史や文化を学ぶ上で欠かせない場所です。