室町時代の武家書院庭園で、国の名勝に指定されている北畠氏館跡庭園。四季折々の美しい風景を楽しむことができます。
北畠氏館跡庭園は、三重県津市美杉町上多気に位置する、室町時代に造られた池泉観賞様式の武家書院庭園です。国の名勝に指定されており、500年の時を経て、現在もその素朴で豪放な魅力をそのままの姿で観ることができます。 庭園内には、枯山水、米字をかたどった米字池など、風雅な見どころが数多くあります。特に、紅葉の時期には、周囲の山々を背景に、鮮やかに色づいたモミジが美しく、多くの観光客で賑わいます。春には桜が咲き乱れ、また違った趣を楽しめます。 また、庭園の近くには、毎年4月下旬から5月上旬にかけて、林業の技術を生かして、八手俣川の上空を山から山へと繋いだワイヤーで見事に飾られた鯉のぼりが見られます。新緑が綺麗な津市美杉町上多気地域の自然と青空のコントラストが美しく、写真映えもバッチリです。 北畠氏館跡庭園は、歴史と自然が調和した、静かで美しい空間です。都会の喧騒を離れて、ゆったりと時間を過ごしたい方におすすめです。