安藤忠雄氏が設計したモダンな建物と、日本海を望む景色が楽しめる哲学館。
石川県西田幾多郎記念哲学館は、日本の近代哲学を代表する人物である西田幾多郎の生涯と思想を深く知ることができる場所です。かの有名な建築家・安藤忠雄氏によって設計された建物は、コンクリート打ちっぱなしのモダンな造りで、そのシンプルながらも力強い佇まいで来館者を魅了します。館内には、西田幾多郎の直筆原稿や書、写真などが展示されているほか、彼の哲学思想をより深く理解するための解説パネルや映像などが設置されています。特に注目すべきは、地下1階にある「空の庭」と呼ばれる吹き抜け空間です。四方をコンクリートの壁に囲まれた空を見上げる空間は、周囲の喧騒から離れ、静寂の中で思索に耽ることができる特別な空間となっています。また、研修棟には展望ラウンジがあり、日本海を望む雄大な景色を楽しむことができます。目の前に広がる水平線は、西田幾多郎の哲学思想に通じる広大さと深遠さを感じさせ、心身のリフレッシュにも最適です。哲学館では、西田幾多郎の思想をテーマにしたイベントやワークショップなども開催されており、様々な角度から哲学に触れることができます。