加賀藩家老、本多家の貴重な所蔵品を展示する博物館。武家文化に触れ、歴史を感じよう!
加賀本多博物館は、加賀藩の家老を務めた本多氏の所蔵品、約1,000点を展示する博物館です。加賀藩は、徳川家康の重臣であった本多正信の次男・本多政重を初代とします。加賀本多家の所蔵品は、加賀本多家に代々受け継がれてきた鎧や兜、刀、槍などの武具類や調度品を中心に、前田家からの拝領品、古文書など多岐にわたります。 中でも、初代本多政重が藩主前田利長から50,000石の加増を固辞した際に代わりに拝領した「村雨の壷」は、特に有名で、「五万石の壷」という異名があります。この「村雨の壷」は、豊臣秀吉が命名したとされており、その歴史的価値は非常に高いです。 加賀本多博物館は、江戸時代の武家文化を今に伝える貴重な資料館であり、城下町金沢の息吹を感じることのできる場所です。加賀藩の歴史や文化に興味がある方は、ぜひ訪れてみてください。 また、博物館周辺には、国立工芸館、石川県立美術館、石川県立能楽堂、本多の森北電ホール、兼六園、中村記念美術館、鈴木大拙館、金沢神社、成巽閣など、多くの観光スポットがあります。これらのスポットを巡りながら、金沢の文化や歴史に触れてみてはいかがでしょうか。