横山大観の晩年の暮らしと、日本の美意識に触れることができる場所
横山大観記念館は、近代日本画の巨匠、横山大観の旧居を一部改造して造られた記念館です。この地に大観は、太平洋戦争中の一時期を除き、1909年から1958年に亡くなるまで居住し、作品を制作しました。現存する建物のほとんどは太平洋戦争後の1954年の建築です。記念館には大観を始め、春草、芋銭、観山などの作品や大観が生前愛用していた美術品が展示されています。展示替えは3か月ごとにおこなわれています。横山大観記念館は大観の所定鑑定機関としても知られています。建物は1994年に台東区の史跡に指定され(「横山大観旧居」として)、2017年2月には「横山大観旧宅及び庭園」として国の史跡及び名勝に指定されました。横山大観記念館を訪れることで、大観の芸術世界に触れるだけでなく、日本の伝統文化や歴史についても学ぶことができます。また、美しい庭園を散策することで、心身のリフレッシュもできます。ぜひ、横山大観記念館を訪れて、日本の美意識に触れてみてください。