全生庵
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江戸城の守り本尊を祀る寺院で、落語家・初代三遊亭圓朝の墓があることでも知られています。
おすすめポイント
- 江戸城の守り本尊・葵正観世音菩薩を祀る
- 落語家・初代三遊亭圓朝の墓がある
- 毎年8月には圓朝まつりが開催される
- 圓朝の幽霊画が収蔵されている
- 山岡鉄舟が開いた寺院である
概要
全生庵は、東京都台東区谷中五丁目にある臨済宗国泰寺派の寺院です。山号は普門山、本尊は葵正観世音菩薩です。開基は山岡鉄舟で、明治維新に殉じた人々の菩提を弔うために創建されました。
山岡鉄舟は、幕末の志士であり、明治政府の要職を歴任した人物です。彼は、維新後も政治に深く関与し、教育や社会事業にも積極的に取り組んでいました。全生庵は、鉄舟の思想と人柄が色濃く反映された寺院で、静寂の中に凛とした空気が漂っています。
境内には、鉄舟の墓所をはじめ、多くの文化人が眠る墓地があります。中でも有名なのが、落語界の巨匠・初代三遊亭圓朝の墓所です。圓朝は、山岡鉄舟から禅を学んだ縁があり、鉄舟が開いた全生庵に眠っています。圓朝は、明治時代を代表する落語家で、「真景累ヶ淵」などの傑作を残しました。
毎年8月には、圓朝まつりが開催され、圓朝の功績を称え、落語や音楽などのイベントが賑やかに催されます。この祭りは、落語ファンはもちろん、多くの人々が集う一大イベントとなっています。
全生庵は、歴史と文化に触れ、心を落ち着かせることができる場所です。静かな佇まいの寺院で、ゆったりと時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。