上野動物園の敷地内にある、江戸時代の国宝五重塔。400年以上の歴史を感じながら、静寂の中にそびえ立つ姿は圧巻です。
上野公園内にある旧寛永寺五重塔は、江戸時代初期に建てられた国宝の五重塔です。上野東照宮の一部として、徳川家光公の霊廟の建立と共に創建されました。創建当時は、上野東照宮の境内の一部として、現在の五重塔よりも少し東側に位置していました。その後、1639年に焼失し、同年に現在の場所に再建されました。明治時代の廃仏毀釈運動によって、多くの寺院が取り壊される中で、旧寛永寺五重塔は当時の宮司の尽力により、取り壊しを免れました。その後、1958年に東京都に寄付され、現在では上野動物園の敷地内にある、歴史と自然を感じられる貴重な建造物です。旧寛永寺五重塔は、上野公園のシンボルとして、多くの観光客が訪れる人気スポットです。歴史を感じながら、静寂の中にそびえ立つ姿は圧巻です。上野動物園を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。