神奈川県南足柄市にある曹洞宗の寺院。関東三十六不動霊場 第2番札所として知られ、歴史と自然に囲まれた静寂の空間で、心安らぐひとときを過ごせる。
最乗寺は、神奈川県南足柄市にある曹洞宗の寺院で、山号は大雄山。関東三十六不動霊場 第2番札所としても知られ、歴史と自然に囲まれた静寂の空間で、心安らぐひとときを過ごせる場所として知られています。 1394年(応永元年)に峨山五哲の一人である通幻寂霊門下の了庵慧明によって開山され、東国における通幻派の拠点となりました。その後も、多くの高僧が住職を歴任し、修行道場として発展してきました。 境内には、鎌倉時代末期の仏師による作品とされる本尊の釈迦三尊像や、神奈川県下で現存する唯一の多宝塔など、貴重な文化財が数多く存在します。特に、多宝塔は1863年(文久3年)に建立され、国の重要文化財に指定されています。 また、最乗寺は紅葉の名所としても知られており、秋の紅葉シーズンには、境内が燃えるような赤や黄色に染まり、幻想的な風景が広がります。特に、参道から本堂へと続く石段の両側が紅葉で覆われる様は、まさに圧巻です。 最乗寺は、歴史と自然に囲まれた静寂の空間で、心安らぐひとときを過ごせる場所です。都会の喧騒を離れて、ゆっくりと時間を過ごしたい方におすすめです。