横浜の洋風建築を代表する名建築、日本郵船ビル1階にある企業博物館。日本の海運史を学べる貴重な資料館です。
日本郵船歴史博物館は、横浜の洋風建築を代表する名建築、日本郵船ビルに開設された企業博物館です。1936年に竣工したこのビルは、ギリシャ・コリント式の重厚な造りで、横浜の街のシンボルとして親しまれてきました。博物館は、日本郵船の歴史を通して日本の海運の歴史を紐解くことができる、貴重な資料館です。明治維新から現代までの日本の海運発展の歴史、豪華客船の栄華、そして戦争と復興など、様々な時代の貴重な資料や展示物が展示されています。展示物は、船の模型や航海日誌、船員の制服など、多岐に渡ります。中でも、商船改造空母として一部で有名な隼鷹が橿原丸として建造されていた頃の貴重な内装資料は必見です。これらの資料は、当時の日本の海運業の隆盛と苦難の歴史を物語っています。また、博物館では、海運に関する様々な映像や資料も展示されており、動画解説も充実しているので、分かりやすく、飽きないで楽しめます。館内にはミュージアムショップもあり、オリジナルグッズや関連書籍などを購入することができます。日本郵船の歴史に興味がある方、日本の海運の歴史を学びたい方、横浜の街の歴史に触れたい方におすすめです。