熊野三山の中でも特に神聖な場所として知られる熊野速玉大社。パワースポットとしても人気で、境内には歴史を感じさせる建造物が数多く残されている。
熊野速玉大社は、和歌山県新宮市にある神社で、熊野那智大社、熊野本宮大社と共に熊野三山を構成しています。古来より人々の信仰を集めてきた歴史があり、その歴史は古事記や日本書紀にも記されています。熊野速玉大社は、熊野三山の中でも特に神聖な場所として知られており、境内には、朱塗りの立派な楼門や拝殿、樹齢千年のナギの木など、歴史を感じさせる建造物や巨木が数多く残されています。また、熊野速玉大社は、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産のひとつにもなっています。パワースポットとしても有名で、訪れる人々に神秘的なエネルギーを感じさせてくれる場所です。 熊野速玉大社では、様々な神事や祭りが行われています。中でも有名なのは、毎年2月6日夜に斎行される「御燈祭」です。この祭りは、熊野に春を呼ぶ男の火まつりとして知られており、約2600年前、神武天皇東征の際に祭神・高倉下命が松明を持って案内したことに由来するとの故事もあると言われています。 熊野速玉大社を訪れる際には、ぜひ神倉神社にも足を運んでみてください。神倉神社は、熊野速玉大社の摂社で、熊野速玉大社と同じく世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産のひとつとなっています。神倉神社には、ゴトビキ岩と呼ばれる巨岩が神体として祀られており、その巨岩には、古来より人々の信仰を集めてきた歴史が刻まれています。 熊野速玉大社は、歴史と自然のパワーを感じることができる場所です。ぜひ訪れて、その神秘的な空気を体感してみてください。