花崗岩の一枚岩を流れ落ちる、優美な姿が印象的な滝。水量が多いと雪輪が見えない場合もあるが、それでもその雄大なスケールは圧巻!
愛媛県宇和島市野川にある雪輪の滝は、四国八十八景にも選ばれた、日本の滝百選に数えられるほどの美しい滝。 宇和島市と松野町にまたがる全長12kmにわたる滑床渓谷の中にあり、長い年月をかけて浸食された、滑らかな岩肌が特徴的だ。 渓谷の駐車場から遊歩道を約1200メートル上流に位置し、四万十川支流の目黒川に注ぐ渓流にある。 花崗岩でできた一枚岩の緩斜面を流れ落ちる、全長約300メートル、幅約20メートルのナメ滝で、その雄大な姿は訪れる人を魅了する。 流れ落ちる水紋が雪の輪のように見えることからこの名がつけられたが、水量が多いと雪輪が見えなくなることもある。 滝の周辺は遊歩道が整備されており、散策しながら雄大な自然を満喫できる。 また、緩斜面のため、滝の中腹より滑って遊ぶことも可能で、子供から大人まで楽しめるスポットとなっている。 滑床渓谷は、キャニオニングのスポットとしても知られており、雪輪の滝からさらに奥へ進むと、天然のスライダーを楽しめる場所もある。 渓谷内には、森の国ホテルなどの宿泊施設もあり、ゆっくりと自然を満喫したい人にもおすすめだ。