戸隠（伝統的建造物群保存地区）

概要

戸隠は、長野県長野市にある、戸隠山を信仰対象とする戸隠神社のある地域です。標高1,000メートルを超える高地に発展した信仰集落で、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。戸隠神社などの社殿を基点とする参道沿いに規模な宿坊が並び、その周囲には農家や商家で構成される門前町が広がり、江戸時代以来の信仰集落の地割が良好に保存されています。 戸隠神社は、奥社・中社・宝光社の三社からなり、それぞれに特徴があります。奥社は、戸隠山の山頂付近に位置し、古木の巨木に囲まれた静寂の空間です。中社は、参道沿いに位置し、朱色の社殿が美しく、多くの参拝客で賑わっています。宝光社は、中社から少し離れた場所に位置し、静かで落ち着いた雰囲気の社です。 戸隠の宿坊は、古くから参拝客の宿泊施設として利用されてきました。現在でも、多くの宿坊が営業しており、伝統的な建築様式と、温かいおもてなしで、旅の疲れを癒してくれます。 戸隠には、伝統的な町並みを散策できる「戸隠観光案内所」や、「戸隠そば」など、地元の特産品を味わえるお店もあります。また、戸隠森林植物園など、自然を満喫できるスポットも数多くあります。 都会の喧騒を離れて、静寂と神秘的な空気に包まれた戸隠で、ゆったりと時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。