日根神社は、古くから人々の信仰を集めてきた由緒ある神社。豊臣秀頼によって再建された本殿は、歴史を感じさせる風格があります。境内には、安眠のご利益があるとされる「まくら」のお守りも販売されており、参拝客に人気です。
日根神社は、大阪府泉佐野市日根野にある神社で、和泉国日根郡の式内社、和泉国五宮として知られています。創建は不明ですが、社伝によると神倭伊波礼毘古命(神武天皇)による東征の際に、命が河内から大和に入る時に長髄彦と戦い、敗れた際にこの地まで退却した命が、ここで「日」(天)の神である天照大御神と「根」(黄泉)の神である須佐之男命を祀ったことから始まったとされています。 その後、天武天皇2年には境内に隣接して神宮寺の無辺光院(現・慈眼院)が建立され、聖武天皇の御代には大旱魃の際に朝廷から500石を賜るなど、古くから人々に大切にされてきた神社です。 天正年間には兵火によって焼失し、天正13年には羽柴秀吉により社領が没収されたものの、慶長7年には豊臣秀頼によって社殿が再建されました。現在も、その歴史を感じさせる風格ある本殿は、大阪府指定有形文化財に指定されています。 境内には、安眠のご利益があるとされる「まくら」のお守りが販売されており、参拝客に人気です。また、境内には大井関自然公園が隣接しており、四季折々の自然を楽しむことができます。 日根神社は、歴史と自然に囲まれた、静かで穏やかな場所です。都会の喧騒から離れて、心身を休ませたい方におすすめです。