歴史と伝統を感じる神社で、夏には活気あふれる平野だんじり祭が開催されます。
杭全神社は、大阪市平野区にある神社で、坂上氏の氏神、平野郷町の氏神として崇敬されています。 創建は貞観4年(862年)とされ、征夷大将軍坂上田村麻呂の孫である坂上当道が牛頭天王(素盞嗚尊)を勧請したことに始まります。 その後、建久元年(1190年)には熊野證誠権現(伊弉諾尊)を建立し、元亨元年(1321年)には熊野三所権現(伊弉册尊・速玉男尊・事解男尊)を建立して、当社は熊野権現の総社となりました。 明治時代には神仏分離が行われ、仏教関係のものは長宝寺に移されました。1870年(明治3年)に社名を平野熊野三所権現から杭全神社に改められました。 杭全神社には、重要文化財に指定されている第一本殿、第二本殿、第三本殿など、見どころが満載です。 また、日本で唯一連歌所が残されていることでも有名で、毎月定期的に平野法楽連歌会が催されています。 境内は広く、静かで、四季折々の美しい自然にも恵まれています。都会の喧騒を離れて、ゆったりと過ごしたい方におすすめです。