刀剣や東洋古美術のコレクションを誇る美術館。国宝の太刀「銘吉房」や、岡山藩主池田家伝来の「洛中洛外図」など貴重な文化財を鑑賞できます。
林原美術館は、実業家・林原一郎氏が収集した刀剣や東洋古美術を所蔵する美術館です。特に刀剣のコレクションは充実しており、国宝の「太刀 銘吉房」をはじめ、重要文化財の太刀や短刀などが数多く展示されています。また、岡山藩主池田家伝来の「洛中洛外図」や能装束など、歴史的価値の高い作品も数多く所蔵されています。 美術館の建物は、著名な建築家・前川國男氏の設計によるもので、岡山城の景観と調和した美しい近代建築となっています。美術館の正面には、かつて岡山城の二の丸屋敷にあった長屋門が移築され、美術館の入口として利用されています。長屋門を入ると、正面にガラス張りの近代的な建物が現れ、伝統と現代が融合した独特の雰囲気を醸し出しています。 林原美術館では、所蔵作品を常設展示するだけでなく、企画展や特別展なども開催しています。企画展では、刀剣や東洋古美術だけでなく、現代美術や写真展なども開催されることがあります。 林原美術館は、岡山城や後楽園など、岡山市内の他の観光スポットからもアクセスしやすい場所にあります。岡山を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。