山口藩ゆかりの歴史ある寺院で、重要文化財の山門と観音堂をじっくりと鑑賞しよう!
洞春寺は、山口市の中心部にある曹洞宗の寺院です。山口藩初代藩主毛利輝元が創建した、山口藩ゆかりの寺院です。創建は1604年(慶長9年)とされ、その後、何度かの移転を経て、現在の地に移されました。境内には、重要文化財に指定されている山門と観音堂があります。山門は、17世紀に建てられたもので、木造の2層楼門で、正面には大きな唐破風屋根が特徴です。観音堂は、18世紀に建てられたもので、木造の単層建築で、正面には大きな切妻屋根があります。どちらも、当時の建築技術の高さを示す貴重な文化財です。境内には、樹齢700年以上と言われる大きなクスノキや、四季折々の花が咲き乱れる庭園があり、静寂の空間でゆったりと過ごすことができます。また、洞春寺では、毎年秋に「洞春寺秋祭り」が開催されます。このお祭りは、毛利輝元が創建した洞春寺の歴史を伝えるとともに、地域の人々の信仰心の厚さを示すもので、多くの観光客が訪れます。洞春寺は、歴史と文化を感じられる場所であり、山口市を訪れた際にはぜひ立ち寄りたい観光スポットです。