国の重要文化財に指定されている本殿は、江戸時代前期の建築で、その美しい姿は必見です。
原田神社は、大阪府豊中市にある、歴史ある神社です。旧社格は府社で、国の重要文化財に指定されている本殿が有名です。桜塚古墳群の故地に4世紀中から5世紀末頃創建されたとされ、古代には素戔嗚尊など五神をまつり祇園神社と称したと伝えられています。戦国時代の戦火で焼失した後、江戸時代に再建されました。現在の本殿は、慶安5年(1652年)に再建されたもので、全国的にも類例の少ない五間社流造の形式を持ち、正面に千鳥破風および軒唐破風がみられ、屋根は桧皮葺きとなっています。材料工法ともに上質な江戸時代前期の建築で、虹梁の配置や身舎とのつなぎ方、妻飾などに配した邪鬼など細部の形式意匠にも特色があります。原田神社は、豊中市の岡町駅近くにあるため、アクセスも良く、歴史を感じながら散策することができます。周辺には、岡町駅や商店街があり、散策にも最適です。是非一度訪れてみてください。