大阪城のすぐ近くにある歴史ある神社で、恋愛成就のパワースポットとしても有名です。
玉造稲荷神社は、大阪市中央区玉造にある神社で、古くは大阪城の三の丸に位置していました。創建は垂仁天皇18年(紀元前12年)と伝えられており、古代には付近一帯が「玉作岡」と呼ばれ、勾玉などを作っていた玉作部が居住していたそうです。それが現在の「玉造」の地名の由来となっています。 豊臣時代には、豊臣秀吉、秀頼、淀殿などが千利休のお点前で茶会を催していたと伝えられています。境内には秀頼奉納の鳥居や千利休の顕彰碑などのほか、難波玉造資料館もあり、古代玉遺物、玉の歴史や玉作り工程、古代土器など貴重な資料が展示されています。 玉造稲荷神社は、女性の神様がたくさん祀られ、良縁や仕事、病気治癒、子宝など、女性の人生に関わるあらゆるご利益を授かることができます。なかでも、恋愛成就にご利益のあるハート型の恋キツネ絵馬と、ピンク色の真田紐は、女性に大人気です。 また、こちらの神社は、豊臣家や、忠臣であった真田家にも大変ゆかりが深く、最近では“歴女”たちからの人気も高い場所です。神社内にある「胞衣塚大明神」は、豊臣秀頼と、その母の淀殿を結ぶ胎盤などが祀られている大変貴重なお社だそうです。 近くには、真田家に縁のある三光神社や心眼寺などもあり、歴史に触れるには最適なスポットといえるでしょう。 玉造稲荷神社は、大阪城観光の際にぜひ訪れてほしい、歴史とパワースポットを兼ね備えた魅力的な神社です。