清津峡渓谷トンネルは、日本三大峡谷の一つ、清津峡の雄大な渓谷美を360度のパノラマで楽しめるスポット。トンネル全体がアート空間になっており、光と影が織りなす幻想的な世界に足を踏み入れることができます。
清津峡渓谷トンネルは、新潟県十日町市の清津峡にある全長750メートルの歩行者専用トンネル。1996年に開通したこのトンネルは、かつては遊歩道でしか見ることができなかった清津峡の渓谷美を安全に楽しめるように整備された。トンネル内には、3つの見晴らし台があり、それぞれの場所から異なる角度で渓谷美を眺めることができる。特に、トンネルの終点にある「パノラマステーション」は、渓谷の絶景を180度のパノラマで眺めることができる人気のスポット。渓谷の岩肌や緑豊かな木々、そして清津川の流れが織りなす雄大な景色は、訪れる人の心を奪う。 2018年には、第7回大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレに合わせて、トンネル全体が中国出身の芸術家マ・ヤンソン(MADアーキテクツ)によってデザインされた。トンネルの壁面には、ステンレス板が貼られ、光が反射して幻想的な空間を演出。また、沢の水を湛えた床面は、渓谷の景色の映り込みが楽しめるようになっている。光と影が織りなす幻想的な空間は、まるで美術館を歩いているような感覚。 清津峡渓谷トンネルは、自然とアートが融合した、まさに絶景と呼ぶにふさわしい場所。季節ごとに異なる景色を楽しみながら、雄大な自然と芸術の融合を体験してみてはいかがだろうか。