松山城の麓に佇む、フランス・ルネッサンス様式の洋館。昭和天皇も滞在した歴史ある建物。
萬翠荘は、1922年に松山藩主の子孫である久松定謨によって建てられたフランス・ルネッサンス風の洋館です。松山城の南麓に位置し、緑豊かな場所に佇んでいます。昭和天皇も滞在された歴史を持ち、国の重要文化財に指定されています。 館内は、当時の面影を残す装飾が施され、華麗な暮らしを垣間見ることができます。特に、玄関の床の大理石、玄関ホールの万成石の柱、正面階段の手すりの南洋チーク材、各部屋の大理石のマントルピース、水晶のシャンデリア、ステンドグラスなど、細部にまでこだわった造りが魅力です。 館内には、昭和天皇が滞在された部屋や、当時の書斎などが公開されています。当時の生活を想像しながら、ゆったりと見学することができます。また、館内には、美しい庭園も併設されており、四季折々の景色を楽しむことができます。春には桜、秋には紅葉など、様々な表情を見せる庭園は、都会の喧騒を忘れさせてくれる癒やしの空間です。 萬翠荘は、歴史と文化を感じることができる貴重な場所です。松山を訪れた際は、ぜひ足を運んでみてください。