江戸時代の街並みが色濃く残る、世界遺産石見銀山の鉱山町。静かで落ち着いた雰囲気の中、タイムスリップしたような気分を味わえます。
大森銀山重要伝統的建造物群保存地区は、石見銀山が世界遺産に登録された際に、その文化的景観の一部として認定された場所。石見銀山から続く谷間に位置し、銀山の発展と共に栄えてきた鉱山町だ。現在の町並みは1800年の大火の後に再建されたもので、通常の町割りは身分別に居住区が分けられるが、大森の町並みは武家屋敷や商家屋敷などが混在しているのが特徴。石見銀山の歴史と文化を伝える貴重な遺産として、国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されている。かつては銀山の開発で賑わっていた大森の町は、現在は静かで落ち着いた雰囲気に包まれ、ゆっくりと散策を楽しむことができる。歴史的な建造物を訪れながら、当時の暮らしや文化に思いを馳せるのもおすすめだ。例えば、大森代官所跡や熊谷家住宅など、当時の権力者や商人の生活を垣間見ることができる史跡も点在している。また、石見銀山の歴史を学ぶことができる石見銀山資料館も訪れてみてはいかがだろうか。大森銀山重要伝統的建造物群保存地区は、石見銀山の世界遺産の魅力をより深く理解できる場所。豊かな自然と歴史を感じながら、ゆったりとした時間を過ごしてみてほしい。