広重の絵画の世界に浸れる美術館。東海道五拾三次など、貴重な作品の数々に触れることができます。
静岡市東海道広重美術館は、日本の浮世絵を代表する歌川広重の作品を専門に収集・展示している美術館です。広重は、1797年に江戸で生まれ、風景版画に秀でていました。特に、東海道五拾三次は、当時の東海道の風景を生き生きと描写した作品として有名です。美術館では、これらの貴重な作品の数々を鑑賞することができます。また、広重の版画制作工程や当時の文化なども紹介されており、広重の世界を深く知ることができます。例えば、広重が版画制作に用いた版木や摺り師が使っていた道具などが展示されています。これらの展示を通して、当時の版画制作の技術や苦労を知ることができます。美術館の隣には由比本陣公園があり、広重が描いた東海道の風景を実際に見て歩くことができます。例えば、広重が描いた「由比」の風景は、美術館から徒歩数分の場所にあり、当時の風景を想像することができます。広重の絵画の世界に浸りながら、当時の東海道の風景を体感してみてはいかがでしょうか。美術館から徒歩数分の場所には、由比駅があります。由比駅は、東海道五拾三次で描かれた「由比宿」の玄関口でした。駅周辺には、当時の宿場町の面影が残る街並みが残っています。美術館を訪れた際は、由比駅周辺を散策してみるのもおすすめです。