能登半島のシンボル、見附島は、戦艦のような姿をした無人島。周囲の海はエメラルドグリーンに輝き、雄大な自然を満喫できる。
見附島は、石川県珠洲市にある無人島。島の形が戦艦に似ていることから、古くから「軍艦島」と呼ばれ、能登地方のシンボルとして親しまれてきた。周囲は公園として整備され、遊歩道やレストハウス、海水浴場、キャンプ場、国民宿舎のとじ荘(珠洲温泉)がある。見附島は、能登半島国定公園内に位置し、石川県の天然記念物に指定されている。 見附島は、新第三紀中新世後期の泥岩や珪藻泥岩で形成されている。島の頂部はモチノキやタブノキの群落があり、2023年にドローンによるレーザー撮影と分析が行われ、詳細な形状が明らかとなった。 見附島は、かつて「小島」と呼ばれる小さな島が隣接していたが、2019年の台風により消失した。また、見附島も度重なる地震の影響で、斜面の崩落が進んでいる。 見附島は、その雄大な姿だけでなく、歴史や自然、そして伝説も魅力の一つ。訪れる人々に感動を与える、能登半島を代表する観光スポットと言えるだろう。