最上義光公の貴重な遺品や資料を通して、山形の歴史と文化を体感できる施設です。
最上義光歴史館は、山形市が建設した公立博物館であり、山形繁栄の基礎を築いた戦国武将、最上義光の功績を顕彰するために設立されました。最上義光は、出羽国の戦国大名として、巧みな戦略と人心掌握術で領地を拡大し、山形城を築城しました。歴史館には、最上義光公の生涯や最上家の歴史、山形城に関する資料が数多く展示されています。中でも、最上義光公が実際に使用していたとされる三十八間総覆輪筋兜や鉄製指揮棒など、貴重な遺品は必見です。これらの遺品は、最上義光の勇猛果敢な姿や、卓越した統率力を物語っています。また、最上家臣の記録や、最上家の家紋、家臣団の構成、最上家の領地拡大の様子などを示す資料なども展示されており、最上家の歴史を深く知ることができます。さらに、山形城の歴史や、最上騒動と呼ばれる、最上家内部の権力闘争に関する資料も展示されており、最上家に関する様々な側面を知ることができます。最上義光歴史館は、戦国時代の歴史に興味がある方や、山形の文化に触れたい方にとって、おすすめの観光スポットです。