鮭の生態や歴史、文化を学べる博物館。地下には、三面川の水中を覗き込む「三面川鮭観察自然館」があり、実際の鮭の生息地を観察できます。
イヨボヤ会館は、新潟県村上市にある鮭をテーマとした市営博物館です。三面川畔にある「鮭公園(サーモンパーク)」の中心施設となっており、サケの水槽や生態に関する展示といった水族館的な要素だけでなく、伝統漁法や食文化、それにまつわる地域の歴史・民俗資料を収集・保存・展示する総合博物館として機能しています。 館内には淡水生物や魚類の生体が複数展示されており、地下には三面川分流「種川」の水中に面した窓から直接サケなどを観察できる「三面川鮭観察自然館」が設けられています。名称の「イヨボヤ」とは、村上の方言でサケのことです。 イヨボヤ会館では、鮭の一生や生態、漁法、文化、歴史などを、写真や映像、模型、実物などを用いてわかりやすく解説しています。また、実際に鮭を触ったり、鮭の料理を味わったりすることもできます。 周辺は「鮭公園」となっており、イヨボヤ会館はその中心施設である。会館の裏にはサーモンパークがあり、市民の憩いの場になっている。また、イヨボヤ会館に隣接して村上の特産品を扱う売店と食事処を備えた「サーモンハウス」がある。 12月には、近隣で家屋の軒先に一斉に鮭を吊るす「鮭塩引き街道」が行われる。 当館では冬季を除きレンタサイクルの貸出しが行われている(有料)。