オホーツクの短い夏を彩る、約200種類の花々が咲き乱れる大自然の楽園。
小清水原生花園は、北海道の東部、オホーツク海沿岸に位置する、約8kmにわたる広大な砂丘に広がる原生花園です。オホーツク海の厳しい寒さと、濤沸湖の影響で、独特の生態系が育まれ、多種多様な植物が咲き乱れます。4月末から9月いっぱいにかけて、約200種類の花々が咲き誇り、その美しさはまさに圧巻。特に6月中旬から7月下旬にかけては、エゾキスゲやエゾスカシユリ、ハマナスなど、色とりどりの花々が咲き乱れ、その美しさはまさに圧巻。さらに、ヒオウギアヤメやエゾオヤマリンドウなど、珍しい花々も観察できます。園内には散策路が整備されており、ゆっくりと花々を鑑賞しながら歩くことができます。また、園内にはJR釧網本線が走り、夏季限定の原生花園駅も設置されています。列車と花畑のコラボレーションも、忘れられない思い出になるでしょう。さらに、園内からは日本最北の鳴き砂海岸へも降りることができ、砂浜を散策することもできます。砂浜を歩くと、波の音と砂が擦り合う音が心地よく、時間を忘れさせてくれます。小清水原生花園は、雄大な自然と、可憐な花々が織りなす、北海道の隠れた魅力です。ぜひ、その目で確かめてみてください。