近畿の秘境と呼ばれる大杉谷は、手付かずの自然が残る渓谷で、雄大な滝や巨岩など見どころ満載!
大杉谷は、三重県名張市にある青蓮寺川の渓谷で、近畿の秘境とも呼ばれる、手付かずの自然が残る場所です。黒部峡谷、清津渓谷とともに日本三大渓谷、日本の秘境百選の一つに数えられており、その雄大な景色は、訪れる人を魅了してやみません。 大杉谷の最大の見どころは、なんといっても数多くの滝でしょう。特に、日本の滝百選に選ばれた七ツ釜滝は、その迫力ある姿で訪れる人を圧倒します。七ツ釜滝は、青蓮寺川が長い年月をかけて浸食した結果、できたもので、7つの釜と滝が連なっていることから、その名が付けられました。 また、大杉谷には、ブナやミズナラなどの原生林が広がっており、豊かな生態系が育まれています。原生林の中には、樹齢数百年の巨木も多く、その威容は圧巻です。 大杉谷は、登山道が整備されているため、ハイキングを楽しむこともできます。登山道は、アップダウンが激しく、急峻な断崖もあるため、体力に自信がない方は注意が必要です。しかし、その分、自然を満喫できるコースとなっています。 大杉谷は、自然の雄大さを感じられる、まさに秘境と言える場所です。雄大な景色を眺めながら、ゆっくりと散策してみてはいかがでしょうか。 なお、大杉谷は、ユネスコエコパーク「大台ケ原・大峯山・大杉谷」の一部に指定されており、貴重な自然環境が保護されています。訪れる際は、自然保護に配慮し、マナーを守って行動しましょう。