白砂と苔の美しい枯山水庭園と池泉回遊式庭園が魅力の天授庵。四季折々の景色を楽しめますが、特に秋の紅葉は圧巻です。
天授庵は、京都市左京区にある臨済宗南禅寺派の寺院で、南禅寺の塔頭寺院の一つです。 天授庵は、鎌倉時代に創建されたとされ、室町時代には足利義満によって再建されました。その後、応仁の乱で焼失しましたが、江戸時代に再建され、現在に至ります。 天授庵の大きな特徴は、なんといっても美しい庭園です。 白砂と苔の美しい枯山水庭園「本堂東庭」は、禅の精神に基づいた、シンプルながらも奥深い美しさを感じることができます。 一方、池泉回遊式庭園「書院南庭」は、南北朝時代に作られた庭園で、池を中心とした広々とした空間で、四季折々の景色を楽しめます。 春には桜や新緑が美しく、夏には蓮の花が咲き乱れ、秋には紅葉が庭園を赤や黄色に染め上げます。 冬には雪景色が幻想的な美しさを演出します。 庭園内には、鯉が泳ぐ池もあり、その姿が静寂の中に活気を与えてくれます。 天授庵の庭園は、自然と調和した、心落ち着く空間で、訪れる人々に安らぎを与えてくれます。 また、天授庵では、季節の移り変わりとともに様々なイベントが開催されます。 例えば、春の桜の時期には、庭園を背景に美しい桜を楽しむことができます。秋の紅葉の時期には、鮮やかな紅葉が庭園を彩り、幻想的な雰囲気を醸し出します。 天授庵は、静寂の中に美しさが光る、心落ち着く空間です。 ゆっくりと時間を過ごしたい方におすすめの場所です。