大徳寺龍源院
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龍源院は、大徳寺の中でも最も古い塔頭寺院で、歴史を感じながら静寂な時を過ごせる場所です。
おすすめポイント
- 室町時代に作庭された枯山水庭園「龍吟庭」
- 方丈にある如拙門下周文の弟子等春の襖絵
- 方丈南庭「一枝坦」
- 開祖堂
- 日本最小の庭園と言われる「東滴壺」
基本情報
- 住所
- 京都府京都市北区紫野大徳寺82-1 京都府の観光地を探す
- アクセス
- 市営地下鉄「北大路駅」から徒歩10分 ルートを表示
- 料金
- 一般350円、高校生250円、中学生200円
- HP
概要
龍源院は、京都市北区にある臨済宗大徳寺派の寺院で、大徳寺の塔頭の一つです。大徳寺の中では最も古い塔頭寺院で、文亀2年(1502年)に東渓宗牧を開山として、能登守護の畠山義元、豊後守護の大友義長、周防守護の大内義興らが創建しました。寺号の由来は、大徳寺の山号である龍宝山(りゅうほうざん)の「龍」と中国・臨済宗松源派の祖・松源崇嶽(しょうげんすうがく)の禅を正しく継承し、臨済宗で唯一残っている松源一脈の「源」の2文字を採ったものです。龍源院は、歴史と自然が調和した、静寂と美しさに満ちた空間です。
龍源院の見どころは、数々の美しい庭園です。室町時代に作庭された枯山水庭園「龍吟庭」は、中央の石組が須弥山、青々とした杉苔が大海を表し、雄大な景色を思わせます。また、方丈南庭「一枝坦」は、1980年に当時の住職が作庭した枯山水庭園で、丸くかたどった大きな苔の島に石が立つ亀島が印象的な斬新な庭です。方丈と庫裏との間の狭小な空間に作られた壺庭「東滴壺」は、白砂敷きのなかに5つの石が3・2の石組みに分けて配されている現代壺庭の傑作で、日本最小の庭園と言われています。
龍源院には、貴重な文化財も数多く残されています。方丈には、如拙門下周文の弟子等春の襖絵があります。室中(しっちゅう)襖絵の龍図は、作者や制作年代は不明ですが、桃山時代から江戸時代の作といわれています。開祖堂は、開祖・東渓禅師の塔所となっており、南北朝時代・鎌倉時代・室町初期時代の禅宗様の粋を取り入れた昭和の代表作です。
龍源院は、歴史と自然が調和した、静寂と美しさに満ちた空間です。心静かに過ごしたい方、歴史や文化に触れたい方におすすめです。