那珂川に注ぐ江川にかかる、高さ約20メートル幅約65メートルの壮観な大滝。
龍門の滝は、栃木県那須烏山市にある、那珂川の支流の江川にかかる幅約65メートル、落差約20メートルの滝です。 鎌倉時代、南宋から来日し、臨済宗を広めた蘭渓道隆が、この地に立ち寄り、河南府の竜門の滝に似ていることから名付けられたと伝えられています。 新緑、紅葉の名所でもあります。 滝の入口には龍門ふるさと民芸館があり、階段を降りていくと滝の方に下ることができます。 細かい水飛沫がかかるので、降りる際には注意が必要です。 滝の中程には女釜・男釜という2つの甌穴があり、大蛇が住んでいたことから名づけられたそうです。 11月中・下旬には鮭の遡上も見られます。 また、滝の上をJR烏山線が走っており、春には、電車・滝・桜が一枚の写真におさまるので、写真スポットとしてもおすすめです。 龍門の滝から、川口松太郎氏の小説「蛇姫様」のモデルとなった姫の墓もある太平寺へは、徒歩3分の距離にあります。