平安時代から続く歴史ある銀銅山を、坑道や遺構を巡りながら体感できます。
多田銀銅山は、兵庫県川辺郡猪名川町にある、平安時代から1973年まで銀と銅を産出していた鉱山遺跡です。大阪平野の北部に位置し、周辺には豊かな自然が広がっています。多田銀銅山は、その長い歴史の中で、様々な技術が用いられ、銀や銅が採掘されてきました。現在では、坑道や遺構が残っており、当時の鉱山の様子を垣間見ることができます。 特に、青木間歩は坑道に入ることができ、実際に鉱山労働者が作業をしていた場所を体感できます。坑道内は涼しく、夏場でも快適に過ごせるのでおすすめです。また、大露頭や風穴、露頭掘り跡なども見ることができ、手掘りの鉱山ならではの迫力を感じることができます。 多田銀銅山遺跡には、多田銀銅山悠久の館という資料館もあります。ここでは、多田銀銅山の歴史や鉱山技術、当時の暮らしなどが紹介されています。また、坑道内を再現したジオラマや、実際に使われていた道具なども展示されています。 多田銀銅山遺跡は、自然と歴史に触れ合える、魅力的な観光スポットです。ぜひ訪れて、当時の鉱山労働者の苦労や技術、そして豊かな自然を感じてみてください。