津久井城
お気に入りmenuメニュー

かつて後北条氏が武田氏と激戦を繰り広げた山城の遺構が残る、歴史と自然が楽しめる公園です。
おすすめポイント
- 戦国時代の山城跡を散策
- 津久井湖の美しい景色
- 丹沢の山々を望む絶景
- 自然豊かなハイキングコース
- 歴史と自然を満喫
概要
津久井城は、神奈川県相模原市緑区にあった日本の城。鎌倉時代に三浦党の筑井氏が築城したと伝えられていますが、本格的に使われ始めたのは戦国時代の後北条氏の頃からとなります。この津久井の地は、甲斐と小田原を結ぶ要所であり、武田氏と後北条氏が鎬を削った場所でした。後北条氏は武田氏の軍勢に備えて、津久井城主の内藤氏らを津久井衆と呼んで津久井城を守らせたのです。
永禄12年(1569年)の三増峠の戦いの際、津久井城は武田側の小幡信貞、加藤景忠ら上野原衆によって周囲を押さえられており、出陣できませんでした。天正18年(1590年)の小田原征伐の際には、城主内藤直行は小田原城に在城しており、城は老臣等が守っていました。徳川家康の武将平岩親吉らの攻撃により、6月25日に開城しました。その後、津久井は徳川直轄領となったため、城は廃城となりました。
現在、津久井城跡は神奈川県立津久井湖城山公園として整備されています。城跡の遺構である家老屋敷跡や宝ヶ池、堀切などが残っており、ハイキングコースも整備されています。山頂からは津久井湖や丹沢の山々を一望でき、雄大な景色を満喫できます。また、公園内には津久井湖観光センターがあり、地元野菜やお弁当、特産・名産を販売しています。