白川郷の奥に佇む歴史ある神社で、神仏習合の名残を今に伝える「釈迦堂」も見どころ。毎年秋には、米と米麹と水を原料とした神酒が振る舞われる「どぶろく祭り」が開催されます。
白川八幡神社は、岐阜県大野郡白川村荻町にある神社です。世界遺産の白川郷に位置し、かつては上白川郷と下白川郷、計41ヶ村の産土神とされていました。白川八幡神社の社殿は、1636年(寛永12年)に再建されたもので、伝統的な建築様式が美しいです。社殿の右隣にある「釈迦堂」は、神仏習合の名残を今に伝える貴重な建造物です。神道と仏教が融合した歴史を感じることができます。毎年9月の終わりから10月にかけては、五穀豊穣・家内安全・里の平和を山の神様に祈願する「どぶろく祭り」が開催されます。この祭りでは、御神幸や獅子舞などの神事が行われ、白川八幡神社では、訪れた人々に米と米麹と水を原料として発酵させた神酒が振る舞われます。境内に「どぶろく祭りの館」という資料館があり、どぶろく祭りの歴史やその様子を学ぶことができます。白川八幡神社は、白川郷の歴史と文化に触れることができる貴重な場所です。白川郷を訪れた際には、ぜひ足を運んでみてください。