高山祭の中心的な存在であり、綺麗に整備された境内と参拝客の多さから、街歩きの目的地としても人気です。
櫻山八幡宮は、岐阜県高山市にある神社で、秋の例祭は、春の日枝神社の例祭とともに高山祭として知られ、国の重要無形民俗文化財に指定されています。5世紀に建立された木々に囲まれた静かな神社で、高山祭と色彩豊かな山車が有名です。 主祭神は八幡大神(応神天皇)で、相殿に熱田大神(日本武尊命)・香椎大神(仲哀天皇・神功皇后)を祀っています。仁徳天皇65年、飛騨国に二つの顔を持つ宿儺(すくな)という賊が現れ、それを討伐するために派遣された和珥氏の祖・難波根子武振熊命が戦勝祈願のために先代の応神天皇を祀ったのに始まると伝えられています。また、聖武天皇が諸国に設けた護国八幡だという説もあるそうです。 江戸時代に金森氏が当地の領主となったとき氏神として当社を保護し、宮川以北の住民を氏子としたそうです。明治時代に八幡神社に改称し、昭和7年に県社になる。桜山八幡宮の名は戦後からという。 境内には高山祭屋台会館があり、秋の高山祭に実際に曳き出される屋台が通年展示されています。高山祭の屋台行事(国の重要無形民俗文化財)や八幡宮御輿及び御輿庫(市指定有形民俗文化財)など、多くの文化財があります。 高山駅からは徒歩25分ほどと少し距離がありますが、古い街並みの喧騒から少し離れて落ち着きのある場所に鎮座しています。高山祭における中心的な存在であり、綺麗に整備された境内と参拝客の多さからもわかります。街歩きの目的地にもなるようで、車参拝より徒歩参拝者が多かったです。多少登りますので、車でお越しになる方は正面鳥居から左手に駐車場がいくつかあります。そこから社務所に抜ける道がありますので、ご利用ください。そして拝殿までは階段で、私は行き着くことができませんでした。前に賽銭箱もありますので、難しい場合はこちらで拝みましょう。からくりおみくじなどもあって、楽しいです。社務所ではかなりのアイテム数を扱っており、お客さんが多くて巫女さんがイラついておりました。御朱印は摂社も含めて5種類くらいありますが、直書きは桜山八幡宮のみです。素敵な直書きをありがたく拝受しました。今回バタバタしてしまったので、今度はゆっくり参拝したいです。