明治時代から昭和初期にかけて建築された伝統的な町並みが残る重要伝統的建造物群保存地区。国の重要文化財に指定されている商家や蔵が立ち並び、歴史を感じることができます。
増田の町並みは、秋田県横手市にある、国の重要伝統的建造物群保存地区です。江戸時代から昭和初期にかけて建築された伝統的な町並みが残っており、国の重要文化財に指定されている商家や蔵が立ち並んでいます。増田は、かつては「増田町」として独立した町でしたが、現在は横手市の一部となっています。 増田の町並みは、かつては藍や糸などの商品を扱う商売で栄えていました。そのため、商家や蔵が多く建てられました。特に、商家の中に蔵を備えた「鞘付土蔵」と呼ばれる建築様式は、雪深い地域の暮らしの知恵を感じることができます。蔵は、大切な商品や食料を保管するために使われていました。雪深い地域では、蔵を雪から守るために、屋根を高くして、雪が積もりにくいように工夫が凝らされています。 また、増田の町並みには、昔ながらの街並みを散策するだけでなく、歴史資料館や美術館なども訪れることができます。増田の歴史資料館では、増田の町並みの歴史や文化について学ぶことができます。増田の町並みは、かつての商家の賑わいを今に伝える貴重な場所です。ぜひ、増田の町並みを訪れて、歴史を感じてみてください。 増田の町並みには、いくつかの見どころがあります。 * **佐藤養助漆蔵資料館**:国の重要文化財に指定されている漆蔵。江戸時代後期に建てられたもので、漆の製造工程を見学することができます。 * **旧村田薬舗**:国の登録有形文化財に指定されている薬局。明治時代に建てられたもので、当時の薬局の様子を見学することができます。 * **増田の町並み案内所「ほたる」**:増田の町並みの情報を提供している施設。観光案内や、お土産の販売を行っています。 * **横手市増田まんが美術館**:増田出身の漫画家、矢口高雄氏の作品を展示している美術館。矢口高雄氏の代表作「釣りキチ三平」の原画なども展示されています。