筑後川は、九州一の大河。春には土手や河原に菜の花が咲き乱れ、のどかな風景が広がる。
筑後川は、九州一の大河で、福岡県、佐賀県、熊本県、大分県の4県にまたがっている。阿蘇の山筋に発した流れは玖珠川など多くの支流と合流し、肥沃な筑後平野、佐賀平野を潤し、有明海へと注いでいる。延長距離は全国で22番目の143キロメートル。筑後川の名称は、以前は「千歳川」「筑間川」「一夜川」などと呼ばれていたが。1636年徳川幕府によって公式に「筑後川」呼ばれるようになった。 かつては、別名暴れ川「筑紫次郎」とも呼ばれ、度重なる水害で流域住民を苦しめてきた歴史がある。春、土手や河原に菜の花が咲く時期は、そののどかな風景からは昔の悲劇を想像できない。絵の場所は久留米市北野町だが、菜の花は久留米市からうきは市吉井町まで、両岸の長い距離に咲き誇る。この頃は「ちっご川菜の花まつり」が開催され、菜の花ウォーク、物産展、水上遊覧などの行事が行われる。私は未経験だが、屋形船に乗っての水上遊覧は、水上から両岸の菜の花を眺められるのでお酒を呑みながら、というのもいいかも知れない。原産地は東アジア、南ヨーロッパ。種類は4種ほどあるようで、そのうちの「菜々みどり」は野菜として食べられる。 菜の花の花言葉は、快活な愛、小さな幸せなど。 【久留米市筑後川河川敷一帯】 問い合わせ:久留米市観光コンベンション協会 TEL:0942-31-1717 アクセス:西鉄大牟田戦「宮ノ陣駅」から南に徒歩10分