佐伯家住宅は、富山県高岡市福岡町蓑島にある国の重要文化財に指定された住宅です。
佐伯家住宅は、富山県高岡市福岡町蓑島にある国の重要文化財に指定されている住宅です。明和4年(1767)に工事に着手し、翌年、約15キロメートル西南にある旧川崎村(南砺市上川崎)の「三之助」の住宅を買い取って移築されたものです。三之助は加賀藩の十村役(庄屋)を務めるほどの家柄であり、移築前に建てられた建物は、さらに古くまでさかのぼるものと考えられます。佐伯家住宅は、県内の平野部に残る農家建築の中でも年代が古く、「おろし」を附属させて建物背面を拡張した例として代表的である点などが高く評価され、昭和46年に重要文化財に指定されています。佐伯家住宅は、個人宅のため非公開ですが、敷地外から見学することができます。周辺には、同じく国の重要文化財に指定されている「旧川崎村役場」や「旧福岡町役場」など、歴史的な建物が多く残っています。歴史好きにはたまらないスポットです。