東京藝術大学の歴史と伝統を体感できる美術館。
東京藝術大学 大学美術館 上野館は、1887年に設立された東京美術学校以来のコレクションを所蔵する、日本の美術史を語る上で欠かせない美術館です。展示されているのは、学生の作品から、横山大観、下村観山、菱田春草など、日本の近代美術史上著名な人物たちの作品まで多岐にわたります。それぞれの作品から、日本の美術がどのように発展してきたのか、そして現代へと受け継がれているのかを感じ取ることができます。また、美術館本館は、1929年に竣工した赤煉瓦造の建物で、歴史を感じさせる重厚な佇まいです。陳列館は、赤いタイル貼りの建物で、昭和4年(1929)5月竣工、岡田信一郎設計によるものです。正木記念館は、和風建築で、昭和10年(1935)7月竣工、金沢庸治設計によるものです。これらの建物は、それぞれ異なる建築様式で、芸術作品としても楽しむことができます。上野公園内にあるため、緑豊かな環境でゆったりと芸術に浸ることができます。美術館の隣には、東京藝術大学上野キャンパスがあり、学生たちの活気も感じることができます。