国宝「瓢鮎図」や美しい枯山水庭園、池泉回遊式庭園「余香苑」など、見どころ満載の禅寺です。
妙心寺 退蔵院は、京都府京都市右京区にある臨済宗妙心寺派の寺院で、1404年に創建されました。京都の西に位置する妙心寺の山内には40余りの塔頭がありますが、退蔵院はそのうちでも屈指の古刹として知られています。 境内には、国宝「瓢鮎図(ひょうねんず)」(模本)が所蔵されており、禅の精神を表す作品として知られています。また、史跡名勝・枯山水庭園「元信の庭」は、室町時代の庭師・元信によって造られたもので、禅の精神を表現した簡素で美しい庭園です。 さらに、四季折々の景色が美しい池泉回遊式庭園「余香苑(よこうえん)」は、17世紀に造られた庭園で、池や橋、石組みなど、自然と調和した美しい風景を楽しむことができます。 退蔵院は、静寂な空間で、心落ち着くひとときを過ごせるでしょう。禅寺の落ち着いた佇まいと、美しい庭園をゆっくりと散策することで、日々の喧騒を忘れ、心を穏やかにすることができます。 また、退蔵院では、茶室での抹茶体験や、写経体験など、様々な体験プログラムも開催されています。興味のある方は、ぜひ参加してみてください。