歴史的な建造物である旧工学部本館を活かした博物館で、学術標本や資料を通して、九州大学の研究成果に触れることができます。
九州大学総合研究博物館は、福岡市東区箱崎にある、九州大学の学術標本や資料を保存・展示する博物館です。博物館が位置するのは、国の登録有形文化財にも指定されている歴史的な建造物である旧工学部本館。明治時代の建築様式を色濃く残す建物は、その佇まいだけでも見ごたえがあります。 館内には、生物学、地学、考古学、人類学、歴史学など、様々な分野の学術標本や資料が展示されています。これらの展示を通して、九州大学が長年積み重ねてきた研究成果や、学問の奥深さ、そして時代の流れを感じることができます。 特に注目すべきは、昭和時代のゴミやガラクタを展示したコーナーです。一見、ゴミのように見えるこれらの展示物も、実は当時の生活様式や文化を伝える貴重な資料です。展示を通して、昔の暮らしや社会の様子を想像したり、現代との違いに気付いたりするなど、新たな発見があるかもしれません。 九州大学総合研究博物館は、単なる博物館ではなく、大学の歴史と研究の深淵に触れることができる、知的好奇心を刺激する場所です。学術的な資料を通して、新たな発見や学びを得ることができるだけでなく、歴史的な建造物や、時代を感じさせる展示物を通して、新たな視点で福岡の歴史や文化を理解することもできます。ぜひ一度足を運んでみてください。