雄大なくじゅう連山を望む、広大な湿原。木道が整備され、四季折々の植物や景色を楽しめる。
タデ原湿原は、大分県玖珠郡九重町にある、阿蘇くじゅう国立公園内の中間湿原。平成17年に坊ヶツルと共に県内初のラムサール条約に登録された。標高1,000mに位置し、中間湿原としては国内最大級の面積を誇る。湿原内には、マスガヤ、ミズゴケなど貴重な湿原植物が群生しており、野焼きにより湿原の維持が継続されてきた。木道が整備され、散策路を歩くことで、四季折々の植物や景色を楽しむことができる。春にはミズバショウやリュウキンカ、夏にはサギソウやレンゲショウマ、秋には紅葉と、一年を通して変化を楽しめる。隣接する長者原ビジターセンターでは、自然に関する展示やハイビジョンシアターでくじゅうの四季が見られる。