斎場御嶽

概要

斎場御嶽は、沖縄県南城市知念にある、琉球王国時代の重要な聖地です。 15世紀から16世紀にかけて、琉球王国を統治した尚真王によって、現在の姿に整備されたとされています。 斎場御嶽は、沖縄の聖地の中でも特に重要な場所として知られており、琉球王国時代には国家の最高神職である聞得大君が管理していました。 国の最高神職である聞得大君が就任する際に儀式が行われた場所であり、琉球の創世神であるアマミクが降臨したとされる「チョウノハナ」など、神聖な場所が点在しています。 斎場御嶽内には、いくつかの拝所があり、それぞれに神話が伝えられています。 特に、三庫理（さんぐーい）と呼ばれる最奥部の拝所は、最も神聖な場所とされ、琉球の創世神であるアマミクが降臨したとされています。 三庫理からは、同じく世界遺産に登録されている久高島を遥拝することができます。 斎場御嶽は、2000年に、首里城跡などとともに「琉球王国のグスク及び関連遺産群」としてユネスコの世界遺産に登録されました。 現在も、多くの人が訪れるパワースポットとして、沖縄の歴史と文化を感じることができる場所です。 斎場御嶽を訪れる際には、静寂を守り、神聖な場所に敬意を払いましょう。