世界遺産・座喜味城跡の隣にある博物館で、読谷村の歴史と文化を深く知ることができる。
ユンタンザミュージアムは、世界遺産・座喜味城跡のすぐ隣にある博物館で、読谷村の歴史と文化を深く知ることができる場所です。1階展示室では、座喜味城跡の建築技術や歴史を学べます。座喜味城は、琉球王国が、日本、中国、東南アジア諸国との交易を通して繁栄した十五世紀初頭、築城の名人と言われた読谷山按司護佐丸によって築かれたと言われています。標高120m余の丘陵地に立地しており、最も高いところからは読谷村のほぼ全域を眺望することが出来ます。二つの郭で構成される城壁にはアーチの石門が造られ、重厚で美しい曲線を生かした芸能やイベントが催されるなど、「天然の劇場」として活用されています。2階展示室では、考古・民俗・自然・沖縄戦について展示が行われており、ガマや亀甲墓等のジオラマを通して詳しく学ぶことができます。ガマとは、沖縄で洞窟や崖を掘って作った住居のことです。沖縄戦の際には、多くの住民がガマに避難しました。亀甲墓は、沖縄独特の墓の形で、亀の甲羅に似ていることからその名前が付けられました。ユンタンザミュージアムでは、これらの展示を通して、沖縄の歴史と文化を深く学ぶことができます。子供向けの展示や体験コーナーもあり、家族連れでも楽しめる博物館です。ぜひ、ユンタンザミュージアムを訪れて、読谷村の歴史と文化に触れてみてください。