九州有数の紅葉の名所として知られる九酔渓。約200メートルの高低差があるV字谷で、モミ、ツガ、カエデなどの落葉樹が一面に広がり、秋には燃えるような紅葉が楽しめます。
九酔渓は、大分県玖珠郡九重町にある渓谷で、九酔峡とも呼ばれる。筑後川水系の玖珠川と鳴子川の合流地点に位置し、飯田高原の落差を利用して流れ落ちる。約200メートルの高低差があるV字谷で、斜面一面をモミ、ツガ、カエデなどの落葉樹が覆い尽くし、九州地方有数の紅葉の名所としても知られている。 紅葉シーズンには、渓谷全体が燃えるような赤や黄色に染まり、その美しさは息を呑むほど。特に、渓谷を見下ろす峠の展望台からの眺望は、渓谷と紅葉が織りなす絶景を楽しむことができる。 また、九酔渓には多くの滝があり、中でも震動の滝は日本の滝百選にも選定された名瀑だ。落差83mの雄滝と雌滝に分かれ、轟轟と音を立てて流れ落ちる姿は迫力満点。 2006年に完成した九重"夢"大吊橋からは、九酔渓の壮大な景色を一望することができる。全長390m、高さ173mの吊り橋からは、震動の滝や渓谷の雄大な景色を眼下に望むことができ、スリル満点の体験ができる。 九酔渓は、雄大な自然と美しい渓谷美を堪能できるスポットだ。紅葉シーズンはもちろん、四季折々の表情を見せる九酔渓に足を運んでみてはいかがだろうか。