飛騨国分寺は、飛騨高山の中心部に位置する歴史ある寺院で、国の重要文化財である本堂や三重塔など、見どころが満載です。
飛騨国分寺は、岐阜県高山市にある高野山真言宗の寺院です。山号は醫王山といい、741年(天平13年)に聖武天皇により国分寺建立の詔が発せられ、746年(天平18年)頃に、行基によって建立されたと伝えられています。長い歴史の中で、幾度かの火災や戦乱に見舞われましたが、人々の信仰によって再建され、現在に至っています。 飛騨国分寺の見どころは、国の重要文化財に指定されている本堂と三重塔です。本堂は室町中期に建てられたもので、内部には平安時代の木造薬師如来坐像や木造聖観音菩薩立像など、貴重な仏像が安置されています。三重塔は、1821年(文政4年)に再建されたもので、高さ22メートル余りの堂々たる姿を見せています。 また、飛騨国分寺には、樹齢1250年を超えるという大イチョウがあります。春には桜、秋には紅葉と、四季折々の美しい景色を楽しむことができます。さらに、境内には高山城の遺構も残されており、歴史を感じながら散策できます。 飛騨国分寺は、歴史と自然を満喫できる観光スポットです。静寂な空間で、ゆったりと時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。